言語リズム習得機能( 右脳母音認識機能 )
日本人が英語を学習するときの障害のひとつが母国語にはない英語独特のリズム・・イントネーションを把握することだと言われています。
個々の単語単位でそのアクセント位置を確認して覚える範囲のことは、高校受験でも覚えて経験したように可能でそう難しくはありませんが、文章全体を対象として英語独特の抑揚やリズムを把握しようとすると視覚認知や理論説明では情報量が多すぎて追いついていけません。
そうでなくとも各音の発音法、単語の読み方、文法等を意識しながら発声するだけでも注意力・労力を要するのに、その上に全体のリズム・イントネーションも併せて正しく発音することはなかなか難しいですよね。
なぜ、英語学習は日本人にとって高い壁になりやすいのでしょうか?
それはなぜかと言いますと、日本語は、母音を主体とする言語です。
そのため、どうしても正邪曲直といった分析を得意とする左脳言語意識で母音を捉えてしまいます。
母国語( つまりお母さんの話す言葉 )のリズムやイントネーションは胎児の時代に覚えるとも言われていますから、ネイティブな日本語耳( 脳 )が出来上がっているといえるかもしれません。
一方、英語・米語は子音を主体とする言語です。
もうちょっときちんと左脳や右脳ということから、このことを説明するなら、日本語は母音がはっきりした言葉で子音が曖昧なんです。
反対に英語や米語は、「 曖昧母音 」という言葉があるくらい母音が曖昧で漠然としていて、逆に子音がはっきり、くっきりしているのです。
ですから、脳の機能上、曖昧としてとらえどころのないものは、右脳に入りやすいから日本語の場合は、子音を非言語意識である右脳に入れて、母音を左脳にいれるようなしくみになっているということです。
一方、西欧人の扱う英語や米語は、母音が、曖昧母音という言葉があるくらい、漠然としてはっきりしないから、右脳に入るような言語ということです。
そのため、多くの西欧人は母音は非言語意識である右脳で捉え、子音を左脳言語意識で捉えるような回路が無意識に出来ています。
この土台の違いとリズムやイントネーションへの焦点の違いに対する対処法に画期的な方法がなかった事が日本人が英語を学習(リスニングやスピーキング)をする時に壁になっていたのです。
ですから
get awayときちんと区切って発音されればわかっても getawayと発音されたり
またtell himがtelimと発音されてしまうと全然わからないということになってしまっていたわけです。
私たち日本人の場合には特に注意が必要です。telimを「あぁ・・これはtell himのことだな」と理解した瞬間に頭の中ではtell himとして記憶されてしまいます。
この日本語で理解しようと思考することそのものが正確な発音での記憶を阻害してしまうのです。
英語を聞こえたとおりに音として丸ごと受け入れることが大切です。
ただ、それ以前に、リズムやイントネーションを聴き取って
かつ母音を右脳に入れていなかったのだから、これからは右脳の空白刺激領域に入れよう!と思っても、なかなか出来ないですよね。
そこで、そういうことを配慮して英語の独特のリズムやイントネーションの特徴を法則や理屈ではなくて、外部から母音が入ったとき、これを右脳でつかまえる訓練をする機能を機械的に持たせたのが、バイオ・リスニングなんです。
では、外部から母音が入ったとき、どうやって、これを右脳でつかまえるように条件反射化させるかといいますと・・理論は難しいですが
方法は簡単です。
右脳というのは、左手とか左耳とか、左足・・左目など・・神経が交差してつながっているため、左耳を刺激すれば右脳が活性化されますよね。
で、左耳に曖昧母音を多く含む音を聞かせて刺激してやれば、英語を日本語の音のように聞く癖を矯正できるということなのですから、外部から母音のアルゴリズムを含む音が入力されたときに、ぱっとセンサーが働いて自動的に左耳に、音刺激のシグナルを送るような機能を、あらかじめもたせてあるということです。
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